目指すべき資格とは?

介護職には、キャリアアップやスキルアップに直結する資格が複数あります。このため、20代から有用な介護資格の取得に向けて動き出せば、近い将来、若くして出世できる可能性も必然的に高まってくるものです。20代の介護職員がキャリアアップするために、まず取得すべき資格が、介護職員初任者研修です。この資格は介護の仕事に携わるにあたって、最低限必要な技術や知識を身に付けることを目的としています。取得するためには、一定時間の講義と演習が必要ですが、介護職における実務経験がある場合は、研修の一部を免除してもらうことも可能です。

続いての有用な資格は、実務者研修です。この資格は、介護福祉士になるための過程として位置付けられる場合が多いのです。介護職員初任者研修では、基本的な介護の事を学ぶが、実務者研修では、経管栄養や痰吸引などの医療行為についても、しっかり学んでいきます。介護職のプロフェッショナルを目指すためには、必要不可欠な資格だと言えるでしょう。

そして、介護職として大きなキャリアアップを期待できる資格と言えば、介護福祉士です。この資格は、国家資格であり、要介護者の身体介護だけでなく、生活支援や社会支援活動など、様々な業務に携わることが可能になります。特別養護老人ホームやデイサービスセンターなど、様々な種類の職場で求められる資格だと言えるでしょう。その他、ケアマネージャーや社会福祉士も、介護職における出世に役立つ資格です。ケアマネージャーは、一定の実務経験が必要で、資格取得後も5年に一度は、更新研修を受ける必要があります。